日本伝統織物紀行2
日本伝統織物紀行2
本場結城紬の世界
(1) 歴史
結城地方は古代から農耕の発達した土地で、桑の生育に適したこともあって、 養蚕の技術が伝わり、“あしぎぬ”といわれる織物が作られて居りました。

 “あしぎぬ”と言うのは、神話時代がらの織物で崇神天皇の御代から常陸の特産品として織られて居りましたが、古くは神代多屋命(おおねのみこと)と言う人が、茨城県久慈郡で、長幡部で長幡部“あしぎぬ”(ながはたべのあしぎぬ)といわれるものを織り出して居りました。

 この技法を長遠の時を経て、今日に伝えた織物が結城紬で、吾が国最古の歴史を有するといわれて居ります。室町、鎌倉時代には朝廷や幕府に献じられ、諸国名産の中でも結城家からの絹布が最も上質であったとされ、結城の名を冠し、結城紬と命名されました。

 慶長年間となり、時の代官、伊奈備前守の支配の下、結城紬振興のため、染色法や織法の研究改善に尽力し、生産の増大と共に諸国に名声を博する様になりました。時代を経て大正末期頃からヨコ絣、さらにタテ、ヨコ絣が製作される様になり、現在の作品に至ります。

 結城紬はこの永い歴史の間にも、意匠の改善以外は旧来のままの生産様式をかたくなに守り続けて居ります。これからもこの技術を後世に伝え、吾が国の文化に、更なる貢献をしてゆく為、昭和28年に茨城県の無形文化財とされ、さらに昭和31年には、国の重要無形文化財に指定を受け、現在に至りました。

(2) 本場結城紬の出来るまで
本場結城紬の出来るまで
以上の技術の内 「糸つむぎ」 「絣くくり」 「地機織」 の3工程が国の重要無形文化財に指定されております。


以下に「袋まわた」と、それからつくられた本真綿糸、
そして染色された糸をご紹介いたします。
本真綿糸
どうぞこの機会に是非お立ち寄り下さい。
ご説明だけでもよろこんでさせていただきます。
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