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鳴子坂で汽笛が聞えた

 井伏鱒二の「荻窪風土記」(新潮文庫)の中に次のような一節を見つけました。
 「大震災後も、品川の汽笛は、鳴子坂(なるこざか)あたりでならまだ聞えていた」...

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寺山修司がいた

 「寺山修司」(ちくま日本文学)の解説で、池内紀さんが次のような一節を書いていました。 
  東京・新宿の花園神社の裏手に、ずらりと小さな飲み屋が並んでいる。その中の一軒に寺山修司がいた。─正確にいうと、寺山修司の写真があった...

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新宿中央公園のトンボ

 史上初めての江戸川乱歩賞、直木賞同時受賞で話題となった藤原伊織の「テロリストたちのパラソル」。その舞台となったのが新宿中央公園です。作品の冒頭、この公園で爆破事件が起きます。...

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花園神社の唐獅子

 「泣かせ名人」と称される浅田次郎の「鉄道員」に「角筈にて」という小品が収録されています。角筈の地名の由来には、「村の地形が矢筈(矢の上端の、弓の弦を受ける部分)のようだった」、「開拓者の髪形が角に似ていたので角髪といい、それが転じた」、「その開拓者は仏教を信じる優婆塞(うばそく)で、これを角筈といった」などの説があります。...

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0.34平方キロの中を泳ぐ鮫

 図書館で「新宿」をキーワードに検索したところ、もっとも多くの作品がヒットした作家は大沢在昌でした。超人気シリーズ「新宿鮫」が、その大きな要因です。本書の主人公・鮫島は新宿署で孤立無援の警部。つまり、はみだし刑事。やくざにも迷惑な存在なので「鮫」の異名を持っています。...

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狂歌師の名残がよく似合う

  「世の中はわれより先に用のある 人のあしあと橋の上の霜」は、平岩弓枝の『橋の上の霜』のタイトルにもなった四方赤良(よもあから)の狂歌です。この小説の主人公はもちろん四方赤良で、のちの大田蜀山人(南畝)です 。...

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馬と言えば新宿

  江戸の昔、新宿はずば抜けて馬の出入りが多い土地だったそうです。平岩弓枝の「浮かれ黄蝶」(御宿かわせみ三十四)には、「馬といえば内藤新宿といわれるほど、この宿場には馬つなぎ場も多いし、馬のための水飲み場なぞも常備されている。...

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